popteenを読んでいた子に勝てるわけがない

先日何を思ったかpopteenを手に取った。

 

青春時代私が愛読していたのは王道かつ清純派のnicolaピチレモン

popteenのイメージはギャルでビッチ、総じて良いイメージはなかった。

 

今でもそのイメージは変わらない。

 

年末に帰省した際に久しぶりに中学の修学旅行で撮った集合写真を見た。

 

私は田舎に住んでいたので中学校には小学校と同じメンバーばかり。

 

学年一かわいいあの子はもう結婚して子どもがいるらしい。

 

私は「かわいい」に執着しながらもかわいくなることを恐れる中学生だった。

 

一重だった子がアイプチを使って二重にしだした。変わることはダサいと感じていた。

 

性への目覚め、子どもからの脱却。

 

私は妹としての存在意義を幼い頃から強く感じており、妹としてどのようにあるべきか常に考えて行動していた。

 

自分が変わること、大人っぽくなること、色付くことは全て排除した。

 

かわいくなりたい、という気持ちは根底にありながらも親から大人と見なされたくないが故に変化を否定した。

 

 

Popteenには反骨精神が感じられた。

 

二重にするための技術や、ダイエットのイロハを他の雑誌の追従を許さぬが如く詳細に綴っていた。

 

 

そう考えるとnicolaピチレモンは「何もしなくても元がかわいい女の子」のための雑誌だったのかもしれない。

 

 

同級生でPopteenを読んでいた子はお世辞にもかわいいと言えない子だった。

 

 

しかし変化を恐れることなくどんどんかわいくなるその子たちの姿勢に嫉妬していたのかもしれない。

 

変化を恐れるな、そんなことを教えてくれる雑誌。

 

中学生から変化を恐れず突き進んでいた同級生に勝てるかは分からないけど、popteen精神を持って生きていこう。

 

 

 

 

若者の夢を案じる

 

 

 

夢を持たない若者とか

貶されてるのか悲観されてるのか分からないフレーズ

 

夢を持てって言われて難しい

 

 

それもこれも私たちの世代は"それなり"に生きてくることができたからだろう

 

すごい貧しい思いをしたことがないし

すごい裕福ということもない

 

普通の家庭で育ち

普通に進学できて

普通にご飯食べれて

普通に恋愛して

 

特に大きな苦労もなく育ってきた

 

そりゃあ上昇志向がなくなるよ

 

この生活がこのままずっと続けばいい

そう思うんだ

 

戦争を体験した世代から言われたらさ

 

そりゃあ強いよ

夢も根性もあるよ

 

 

 

でもバブルを体験した世代に言われてもさ

 

そりゃあ貴方たちは過去にしがみつくでしょうね

夢も見れるでしょうねって

 

 

大きな景気の波に飲み込まれることなく

普通の生活が続いてきたし、これからもそうなんじゃないかな

 

体験したことがないもん、 

想像するのさえ難しいよ

 

 

 

 

死について2018.02.19

 

 

死を極端に恐れていた時期があった

 

あれはだいぶ前で

自我が確立する前のことだろう

 

テポドンが落ちると言われた小学3年生の昼休み

友人から聞いたその話に私は絶望していた

 

初めて死について考えた

 

愛する家族と2度と会えなくなったらどうしよう

私が死ななくても家族は?友達は?

寝る前にそんなことを考え涙する日が続いた

 

14歳で死にたいとか

27歳で死にたいとか

100歳で死にたいとか

色々みんな考えてるけどいつ死ぬかなんて誰にも分からない

 

ISISに脅え

ミサイルに脅え

首都直下地震に脅え

死と隣り合わせだとなんとなく知りながら

これから60年は生きるのだと信じて疑わないのだ

 

 

 

 

2年前の夏休み交通事故を起こした

 

大きな病気も大きな事故も

天災にも見舞われたことのない私にとって

初めて死をリアルに予感させる出来事だった

 

 

 

昨年の夏の終わり

愛犬が旅立った

 

そこからだ

死を恐れなくなったのは

 

死んだら愛犬に会えるのか

と思った途端死に対する恐怖がすっと消えていった

 

死後の世界に愛する人が居るか居ないかで

死に対する想いもかなり変わるのかな

 

死期が迫った老人が穏やかに見えるのも

どこかしらそういう想いがあるからだろうか

 

 

 

 

悪い癖だと思いながら

事あるごとに「死にたい」と言う時が

私を含め若者にはある

 

「死にたい」は今や「かわいい」とか「ヤバい」とかと同じ感じに使われていて

その言葉には多くの意味が含まれる

 

真剣に死にたいとは微塵も思っていないのに

 

死という言葉が年々軽くなっている気がする

 

長く生きるつもりはないわと叫びながら

明日あなたは死にます、と言われたら絶望してしまうのだろう

 

 

きっとそんなもんだろうな

 

死なんて